
クリエイティブ・プロジェクトのためのリーガル・デザイン
クラウドファンディング、コワーキングスペースなどの開かれた新しいプラットフォームにより、クリエイティブな集団の活動が社会的にインパクトを与えることが日常になりました。その反面、規模を拡大したプロジェクトを支えるために必要な法的知識は多様化・高度化しています。本シリーズでは、クリエイターへのインタビューを元に、著作権法や不動産関連法、風営法など、プロジェクトの遂行に避けられない法的課題を紹介し、ゲストと共にその解決方法を考えていきます。
![]() 著作権、商標権などの知的財産権、電子書籍など
3歳からピアノを始め、国立音楽大学附属音楽高校ピアノ科にてクラシックピアノを学んだ後、東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科へ。大学を卒業後、現代美術ギャラリーへ就職。世界各国のアートフェア、ギャラリーにてアシスタントバイヤーを務める。その後、出版業界でウェブの制作及びグラビア雑誌、ファッション雑誌の編集を経験後、秋葉原で話題のアイドルがお給仕するライブ&バー『ディアステージ』やDJバー『MOGRA』の運営、アイドルのプロデュース等を行う株式会社モエ・ジャパン代表取締役へ就任。アート/ファッションと秋葉原文化の融合を積極的に行っている。また2011年11月より、TOY’SFACTORYと音楽レーベル『MEME TOKYO』を立ち上げ、プロデューサーに就任。アイドルユニット「でんぱ組.inc」総合プロデューサー。
![]() 不動産取引、コワーキングスペース、クラブスペース運営など
第1回 2012年9月29日(土) 13:00–15:00
第2回 2012年9月29日(土) 15:15–17:15
ゲスト:
寺井元一(株式会社まちづクリエイティブ)
1977年、兵庫県生まれ。2001年、早稲田大学政経学部卒業。
2002年にNPO法人KOMPOSITIONを設立。渋谷を拠点に若いアーティストやアスリートのため、活動の場や機会を提供する活動を始める。2010年5月、株式会社まちづクリエイティブを設立し、クリエイター層の誘致により松戸駅前エリアの活性化を目指す「MAD Cityプロジェクト」開始。多目的スペース「MAD City Gallery」開設、「松戸アートラインプロジェクト2011」などの運営に携わる。
大山エンリコイサム(美術家)
美術家。1983年、イタリア人の父と日本人の母のもと東京に生まれる。慶應義塾大学卒業後、東京芸術大学大学院修了。「Quick Turn Structure(急旋回構造)」という独特のモチーフを軸に、ペインティングやインスタレーション、壁画などの作品を制作・発表する。また現代美術とストリートアートを横断する視点から、論文執筆やシンポジウムへの参加も並行して行なう。2011年秋のパリ・コレクションではコム デ ギャルソンにアートワークを提供するなど積極的に活動の幅を広げている。
![]() 近日レポート公開予定
利用規約、個人情報の取扱い/電子取引など
第3回 2012年11月10日(土)13:00〜15:00
第4回 2012年11月10日(土)15:15〜17:15
講義内容(予定)
第3回 2012年11月10日(土)13:00〜15:00 レクチャー・パート
1 はじめに
●Web空間をめぐる法律とは
●Web空間をつくる法律の「骨」利用規約/プライバシーポリシーなどの基礎的な法律
●Web空間をつくる法律の「肉」契約全般/決済手段/業法/知的財産権などの応用的な法律
2「Web空間」をつくる法律の「骨」
●Web空間をつくる基礎的な法律の概観
●「利用規約」—Web上の法律関係をデザインする
●「プライバシーポリシー」―クリエイターのためのビッグデータ論
●その他の法律―特定商取引法、知的財産権法など
3「Web空間」をつくる法律の「肉」
●Web空間をつくる応用的な法律の概観(クラウド・ファンディングを題材に)
●「Webと契約」―売買、業務委託と下請法、電子書籍と印税、海外取引、オークション、ドメイン
●「決済手段」―資金決済法、出資法、クーポン、新しい電子チケット
●「業法」―酒税法、景品表示法、風営法、電気通信事業法、特定商取引法、消費者法
●「知的財産権」―著作権、肖像権、flickr、クリエイティブ・コモンズ、クラウドサービス
第4回 2012年11月10日(土)15:15〜17:15 トークセッション・パート
ゲスト:武田俊(KAI-YOU, LLC.代表)
1986年、愛知県名古屋市生まれ。 世界と遊ぶ文芸誌『界遊』編集長。2011年、「すべてのメディアをコミュニケーション+コンテンツの場」に編集・構築するメディアプロダクション、KAI-YOU, LLC.(合同会社カイユウ)を設立。編集者、エンジニア、UI/UX/3DCGデザイナー、Webディレクター、イベントプランナー、イラストレーター、シナリオライターなど、様々なスタッフとともに新しいメディアとコンテンツ、ユーザーの関係を「編集」すべく多くのプロジェクトを展開中。
参加方法
Tokyo Art Research Labウェブフォームまたはメール、FAXにて以下の内容を明記の上、ご予約ください。
記載内容:参加希望回(2回1セット)、代表者お名前、人数、当日ご連絡先(携帯電話など)。
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