来たる9月9日より「ファッションは更新できるのか?会議」、始めます。

ファッション/建築/パフォーマンス/アートの分野を縦断しながら「ドリフのファッション研究所」、「ドリフターズ・サマースクール」などを主宰してきたNPO法人ドリフターズ・インターナショナル、美術・映像・音楽・デザイン・パフォーミングアーツ・アートプロジェクトなどのクリエイティブな活動を支援する法律家NPO団体Arts and Lawの有志がタッグを組み、水野大二郎氏(ファッション批評誌Fashionista / FabLab)を迎えて、9月9日から約半年、全7回をかけて、「ファッションは更新できるのか?」について議論するセミクローズド会議を開催します。


「ファッションは更新できるのか?会議」実行委員会

会議モデレーター:
水野 大二郎
(慶應義塾大学環境情報学部専任講師、Fashionista 編集委員、FabLab Japan メンバー)

企画:
金森 香(NPO 法人ドリフターズ・インターナショナル)
永井幸輔(Arts and Law/弁護士)

制作:
幸田康利(有限会社オープンクローズ)
岩倉悠子(Arts and Law)
山本さくら(NPO 法人ドリフターズ・インターナショナル)
小原和也(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)
小林 嶺(早稲田大学繊維研究会)

共催:
NPO 法人ドリフターズ・インターナショナル

協力:
Arts and Law有限会社オープンクローズ慶應義塾大学環境情報学部水野大二郎研究室

協賛/会場協力:
エスモードジャポン株式会社パルコぴゃるこFabCafe

主催:
「ファッションは更新できるのか?会議」 実行委員会


会議概要

消費者のソーシャル化、知的財産権への意識の高まり、といった社会状況の変化は、現在のファッション産業に避け難い変容をもたらすと同時に、新しい創造性を獲得する契機をもたらしています。この会議では、文脈をより深く理解するため、各回さらにテーマを絞り、他分野における現状とファッション界の状況を対比し、常に法律家と、研究者と、実践者(デザイナー/メゾン関係者)が同席し、可能性を議論します。

新しい社会の構造の上に、ファッションデザインが、産業が、どんな創造性を発揮できるのか。
同産業の「設計」や「構造」=アーキテクチャと向きあって試行錯誤を行っている、つまりファッションを更新しようとしている、デザイナー、販売店、批評家、メディア、ウェブデザイナー、研究者、法律家などを招き、各々が実践している具体的なプロジェクトやその手法と効果、あるいは問題点を他の参加者とシェアし、意見交換を行うことで、ファッションの新しい可能性について検証します。


会議の参加方法と参加費 (一般聴講)

1)会議に参加/傍聴する。
参加費: 3,000円(事前予約)/ 3,500円(当日)
一回の会議の参加/傍聴+「ファッションは更新できるのか?会議」ZINE 等の冊子×1

【特典】ZINE は、全会議終了後(3月)、最終イベント時に配布するか、指定の宛先
に郵送いたします。
* 複数回参加の方には複数部を謹呈しますが、不要の方はお申し出ください。

予約方法:
「ファッションは更新できるのか?会議」公式Facebookページより、参加ご希望のイベントページへ進んでいただき、Peatix受付画面に従って手続きをお願い致します。
*定員に達し次第受付終了となります。ご了承ください。

学生割引ついて:
事前予約された学生の方は、当日、学生証のご提示をもって、1000円のキャッシュバックをさせていただきます。当日参加の学生の方も学生証をご提示いただければ、参加費は当日参加費より1000円引きとなります。
*vol.01は参加費は無料ですが、別途デザインイーストへの入場料が必要となります

2)会議の内容をテキストで追う。コメントする。
参加費:0円
各会議後に公式Facebookページにて公開される予定です。
Facebook、またはTwitter上でコメントや質問をお待ちしています。


「ファッションは更新できるのか?会議」各回詳細

会議vol.0『キックオフ/前提の確認/“パクり”の文化史』
日時:2012年9月9日(日)18:30~20:30(開場 18:00)

会場:ぴゃるこ (渋谷パルコパート1 4F)

ゲスト登壇者:
山口壮大(ぱりゅこ)
高野公三子(ウェブアクロス) ほか

議題:
  1. 「ファッションデザインの創造性を考える時、その文化が本質的に模倣や引用などによって支えられてきたが故に、型紙などカタチにコピーライトを強く求めて来なかったが故に、産業として寛容であったが故に、ファッション業界はどんどん新しいものをつくり、消費を加速してきました」(水野大二郎)を起点に、ファッション業界における既成事実の再確認。

  2. 模倣が慣例となっているが、何が合法で何が違法なのか。実際におきている訴訟問題の事例などを参照し、確認。

  3. P2P的コミュニケーション戦略の時代性、手芸やコスプレ、フリーカルチャーの相性などをおさらい、今回開催する会議の議題をリストアップ。

会議 vol.1『DIY→DIWO→DIFO*へ、という時代に』
*Do It yourself→Do It With Others→Do It For Others の意

日時:2012年9月17日(月祝) 
*この回は無料です。ただし、別途デザインイーストへの入場券が必要です。

会場:デザインイースト(大阪)

ゲスト登壇者:
田中浩也(fabLab)
成実弘至(京都造形芸術大学)
水野祐(CreativeCommons Japan 事務局)

議題:
  1. fablab が、do it for others(DIFW)の考え方に至った道のり
  2. P2P のいくつかの形式としてのファッション業界の実例
  3. 作家性のありかについてとコミュニティデザインについて
  4. プリントの著作権、アーツ&クラフツ運動の歴史と現在形とは? など。デザインイースト会場のスピーカーズコーナーをジャックして多重音声でお届け。

会議 vol.2 『「対価の改新」!インターネット時代の新しい販売』

日時:2012年11月17日(土)13:00〜15:00


ゲスト登壇者:
岡瑞起(東京大学知の構造化センター研究員/SPYSEE技術顧問)
重松泰斗iichi) 
山本憲資Sumally

当日の内容/議題:
インターネットがもたらすソーシャリティが、
ファッション文化にどのような可能性をもたらすのか。
  1. ファッションの流通形態として、ロングテール(*)の可能性を議論。
  2. デジタル/パーソナル・ファブリケーションの台頭による「Maker Movement」に関連するユーザー参加型のサービスに関して議論。
  3. クラウド・ファンディングなど、創作を支援するための新しい動向である共感出資型のサービスに関して議論。
  4. 創作物の著作権などのオープン化を支援するクリエイティブ・コモンズ。所有から共有を促すようなサービスに関して議論。
*ロングテールとは:販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えることで、総体としての売上げを大きくする販売形態として注目される
  
インターネットの発展によってウェブ上に大量に履歴として存在している
ビッグデータをどのように販売に活用していくことが可能か。
そして、ファッションにおいて実空間と情報空間はどのように
連動する可能性があるのか。
  1. インターネット上の情報を活用した販売サイトでの事例に基づき、現状と可能性を議論。 
  2. 販売サイトに残された大量の購入履歴が、ファッションの流行にどのような影響を与えるのかについて議論。 

    会議 vol.3『ファッションを法律的に(リーガル・)デザインする―法律家による分析と提案

    日時:2012年12月16日

    会場:Loftwork Lab
    東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 10F
    井の頭線渋谷駅 アベニュー口より徒歩 5分/JR 渋谷駅 玉川口より徒歩 10分

    ゲスト登壇者:
    鄭一志(Arts and Law/弁護士)
    馬場貞幸(Arts and Law/弁護士)

    議題1:ファッションと法の関係(法律相談のロールプレイ) 
    このセッションでは、法律相談のロールプレイ(実演)の形式で、ファッション業界において実際に起きている事例について、その事例に含まれる問題をどのように解決できるのか皆様と考えていきます。ファッションに関わる法律をご紹介すると共に、実際の法律相談がどのように行われるかを知ることで、弁護士との協働も行いやすくなるでしょう。

    取り上げる事例の一例:
    1. プリント/パターンと法:商標法、意匠法、著作権法、不正競争防止法、
    2. ファスト・ファッションにおける模倣と法の関係
    3. ライセンスと法:契約法、ファッション・デザインを取り巻く社会的な環境を法によってデザインする可能性
    議題1では、みなさまからの法律相談を募集します!
    ファッションと法律の関係で疑問に感じていること、またお仕事の中で生まれた具体的なご相談事項などを募集します。普段気になっていることを法律の専門家の意見をきける機会です。ぜひこの機会にご相談ください。
    *イベントの中で実際に議論され、議事録に掲載される場合があります。必要に応じて、名前や団体名をふせてご相談ください。
    *応募件数や内容によって、議題にあがらない場合もあります。ご了承ください。

    応募方法:メールタイトルを「ファッションは更新できるのか?会議」法律相談応募!として、
    までメールにてご応募ください。1名につき何件でもご応募可能です。

    議題2:法的な視点からみるファッションの可能性(ディスカッション) 
    1. パーソナル・ファブリケーションにおけるデジタルデータや型紙―設計図的な情報をシェアするために、法がどのような役割を果たすことができるか。 
    2. コミュニケーションを誘発するライセンスをデザインすること、ひいてはライセンスによるコミュニティのデザインは可能か。

    会議 vol.4ファッションがアノニマス・デザインに託す願いとは

    日時:2013年1月20日 15:00~17:00(14:30開場 17:30閉場)

    会場:Loftwork Lab
    東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 10F
    井の頭線渋谷駅 アベニュー口より徒歩 5分/JR 渋谷駅 玉川口より徒歩 10分

    ゲスト登壇者:
    ドミニク・チェン(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)
    1981年、東京生まれ。フランス国籍。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(デザイン/メディアアート専攻)卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程(学際情報学)修了、同大学院博士課程在籍。NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事。2008年4月に株式会ディヴィデュアルをメディア・アーティスト遠藤拓己と共同設立。著書に『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社、2012年)、編著に『設計の設計』(INAX出版、2011年)他多数。

    岡田 栄造(株)ディレクター / 京都工芸繊維大学准教授)
    1970年福岡県生まれ。千葉大学大学院博士後期課程修了(学術博士)。(株)西武百貨店、(株)イデーを経て、2007年より京都工芸繊維大学准教授。デザインディレクターとして様々な企業の製品開発を行うほか、国内外でデザインの企画展を手がけている。2012年7月にプロダクトデザイナーの清水久和とインダストリアルデザインを専門とするデザイン会社「S&O DESIGN」を設立。

    鈴木 潤子(株式会社良品計画宣伝販促室アトリエムジ シニア・キュレーター)
    東京都出身。時事通信社に10年勤務後、開館前の森美術館へ。2年間PRマネージャーとして広報およびマーケティング、ブランディング全般を統括。その後、日本科学未来館にて広報室長および国際渉外室長を兼任。2010年に独立し、主に民間企業や国や自治体の機関、NPOなどの広報業務に携わる。現在は文科省プロジェクトの外部広報委員や、株式会社良品計画宣伝販促室アトリエムジのシニア・キュレーター、あいちトリエンナーレ2013 PRオフィサー、特定非営利活動法人東京2020オリンピック・パラリンピック招致員会評議会のアドバイザーなどを務める。


    議題:
    アノニマスデザインについての前提知識の共有、そしてアノニマスデザイン2.0について(岡田栄造) 
    柳宗理が実践したアノニマスデザインについて、前提知識の共有も兼ねてデザインにおける匿名性と顕名性についての知識の共有。その後、アノニマスデザイン2.0の可能性を岡田氏からお話いただく中でファッションデザインにおけるアノニマスデザインについての可能性を検討します。

    匿名性と顕名性に揺れるファッションを考える 
    前提の共有後、具体的にファッションにおけるアノニマスデザインとは?を切り口に、無印良品の思想などを確認していくなかで、ファッションにおけるアノニマスデザインを考える。

    ファッションデザインにおけるコモンズ(ドミニク・チェン)
    創造的なコミュニケーションの発生、共有、継承を促す仕組みづくりを目指すCreative CommonsやTheatre,yoursといった事例の紹介からファッションデザインにおけるフリー(自由)な仕組みづくり、リソースとしての共有可能性を考える。



    会議 vol.5双方性とコミュニティからうまれるものづくりの生態系 ~コスプレイヤーズ、デコラー、ユザラー、デコクロ、キタコレ、手芸~
    日時:2013年2月23日 
    会場:こけむさ
    東京都杉並区高円寺北3-1-9
     
    ゲスト登壇者:
    山下陽光(途中でやめる)(http://tochudeyameru.com
     
    横山泰明(WWD JAPAN記者)
     
    議題:

    ①突出した創造性がかたちづくられる「ものづくり」の現在。

    ―今回の最大のテーマである「一般市民の創造力」を考えるとき、突出した創造性を誇るたくらみが生成

    されつづける東京。今回は、そのなかでも特に異彩を放つ高円寺を事例に、「一般市民の創造力」に基づ

    くものづくりの可能性について考えます。

     

    ②自分で“つくる”の更新可能性

    ―90年代、00年代のとなにが違うのか?比較する必要はあるのではないか?ー同じであればなぜ度々「自

    分たちで作る」は起こるのか?或は「自分たちで作る」服を考えたときそれは最終的にどのように「ファ

    ッション」に(歴史として)登録されるのか?

     

    ③つくることを通したコミュニティ

    プラットフォームにフォーカスするとどうなるのか?ー消費者と生産者の関係が変化する時に、どのよ

    うなビジネスモデルが考えられるのか?:コミュニティをつくる。SNS(コスプレ)、情報や技術の共有

    (デコクロ)、たまり場/シェアハウス(高円寺)

    ④情報社会における創造力
    素人/玄人の線引きがあいまいになっているならば、今後の「デザイナー」とは誰のことをさすのか。

    ほとばしる情熱中心のモノづくりは、世界を変えるのか?

    vol.5では、何か企んでいる方、実際にもの作りに携わる方々をたくさん会場にお呼びして
    おります。その方々と意見交換しながら、もの作りの現状をリアルタイムで共有し、議論を
    展開していきます。
    http://www.facebook.com/fashion.koushin#!/events/426324230779215/
    会議 vol.6総決算/会議、アーカイビング、知識の共有』
    Fashionista vol.02 刊行記念ジョイント企画
    日時:2013年3月(予定) 
    会場:2.5d(渋谷パルコパート1 6F)予定

    共催・協力・協賛・会場協力・関係団体について

    DRIFTERS INTERNATIONAL / ドリフターズ・インターナショナル

    Fashionista / ファッショニスタ

    FabLab JAPAN / ファブラボ・ジャパン

    株式会社オープンクローズ

    早稲田大学繊維研究会

    ぴゃるこ(渋谷パルコパート1 4F)http://www.pyarco.asia/

    デザインイースト(クリエイティブセンター大阪)

    エスモード・ジャポン東京校(恵比寿)

    FabCafe / ファブカフェ(渋谷)

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